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この度,輪王寺宝物殿では,徳川家光公の370回の御遠忌を記念して,
家光公ゆかりの宝物を二期に分けて展示いたします。6月からの今回は,
家光公ご自身の作品を含む,家光公ゆかりの宝物を皆さまにご覧いただきます。
江戸幕府を開創した徳川家康公の嫡孫として生まれた家光公は,祖父である家康公を深く敬愛していました。
常に家康公を意識し,祖父への尊敬と感謝を込めた書き付けを御守りとして身につけていたといわれています。
家康公が世を去り,東照大権現としてお祀りされた後も,10回にわたって日光を訪れました。
また,ときおり夢枕に立つ東照大権現のお姿を幕府の御用絵師狩野探幽に描かせています。
狩野探幽からは,絵の手ほどきも受けたと伝えられており,家光公は自ら筆を執り,
書画の作品を残されています。その筆づかいは狩野派の影響というよりも自由なスタイルが特徴で,
近年,ゆるくて可愛い「ゆるカワ」の絵として注目を集めています。
開催日・期間 | 令和2年6月12日~令和2年8月4日 |
場所 | 日光山輪王寺宝物殿 |
お問合せ | 日光山輪王寺 TEL:0288-54-0531 |
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