日光山輪王寺『日光山の風流(ふうりゅう)と風雅(ふうが)』開催中

『日光山の風流(ふうりゅう)と風雅(ふうが)』開催中


風流(ふうりゅう)とは,世俗から離れて上品であることと同時に,数寄(すき)を凝らし美しく飾ること。 風雅(ふうが)は,雅(みやび)やかで趣があり,詩歌・書画・茶道など芸術にたしなみのある事をいいます。
勝道上人が開いた奈良時代以来の山岳信仰の霊地,あるいは徳川家康公・家光公を祀る徳川家の聖地として, 日光は多様な信仰を育み,人びとを集めました。古くは慈覚大師円仁や弘法大師空海の来山を伝え, 室町時代には連歌師柴軒宗長(さいおくけんそうちょう)が日光を訪れ,座禅院で歓待を受け, 猿楽師の能や謡(うたい)を堪能しました。輪王寺に伝わる古能面は法会や行事に関わると考えられますが, 猿楽師や連歌師など,芸能にたずさわる人びとの来訪にも関係があるかもしれません。   


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徳川家康公を祀る東照大権現が勧請されて後は,朝廷から毎年派遣される例幣使(れいへいし) や将軍の参詣をはじめ,多くの人を呼び寄せました。松尾芭蕉もその一人です。 明治時代になると,避暑地として,近代的な観光地として,新たな価値観で見直されると政治家や画家・ 文学者などが訪れるようになりました。
かつては風流をもととした芸能を楽しみ,多くの芸能者が風雅を競った日光。 長い年月を経て残された日光山の風流と風雅の一端を,この機会にお楽しみいただければ幸いです。

開催日・期間 令和3年2月11日~令和3年4月6日
場所日光山輪王寺宝物殿
お問合せ日光山輪王寺 TEL:0288-54-0531
HPこちら



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